娘が乗ってるチャリの後輪がパンクした。自転車屋さんに持ち込んだら料金が予想以上に高額だったらしく、直してと来た。昨年も奥さんのママチャリのタイヤを交換したので、同じようなもんだろうとタイヤとチューブを買ってこさせた。
僕の折りたたみと一緒に車に積み込めるようにと買った、やはり折りたたみのシティーサイクルです。6段変速の外装ギヤがついてるハブ軸のナットを外しますが、このナットに合うレンチは、セットで売ってるレンチ・スパナ類の中には入ってない15mmというへそ曲がりサイズです。随分前にそのことが分って、ボックスレンチのそのサイズのピースを一個調達してましたので工具の購入は要りません。
自転車を逆さまに立てると作業がしやすいです。このタイプの自転車は軸受けの切欠きが下向きです。ブレーキもVブレーキというらしいやつだからハブの両側のナットを外すだけで車輪が外れます。他にネジを外すところはありません。バンドブレーキだとワイヤーを外すのが結構な手間になりますがこちらは簡単です。リムをフレームから外してしまえば、あとタイヤを外すのは自動車に比べると訳ないです。タイヤ外しはマイナスドライバーなんかでも出来るのでしょうが、専用の小さな工具があれば楽でリムを傷つけることもありません。
チューブはまだ使えそうに見えたのですが、実は私、パンク修理が下手なのです。ゴム糊が苦手で一度でうまく貼れたことがないので、タイヤ交換するなら序にチューブも新品に変えた方が手っ取り早いのです。
別段難しい作業はないですが、失敗談を書きます。
タイヤの空気を一杯に張るのは組み立ててからにします。少し空気を入れチューブをタイヤの中で捻れなどが無いように叩いて落ち着かせたら、そのままフレームに差し込みます。チューブを膨らませると左右のブレーキゴムの間をタイヤが通らなくなります。
ナットを締め付ける時は車体の中心に沿うように車輪を合わせないといけません。リムの端で1ミリ程も振れてたのか、変速機のギヤの最内側、直径の一番大きいギヤにチェーンがスムースに掛からないのです。勿論安全面からも狂いのないようにしないといけません。これを調節するにはママチャリのようにハブの軸をネジで引っ張るようになっていれば楽ですが、今回のタイプはなかなか厄介で、何回もナットを緩めては締め直しをしました。軸受け側に何かを噛ませればいいのかもしれませんが、適当な薄さのものを探し出すのは難しいでしょう。
車中泊のドライブでも、ただクルマを走らせるだけではつまらない。ゆっくり周辺散策のエリアと時間を増やそうと、折りたたみのチャリを調達することにしました。まずは僕用のものを試しに買ってそれで支障なければおくさんの分も揃えるということで、いつものとおり、何の拘りもなく、兎に角安もの(o・_・)を探して発注しました。送料込み9800円。26インチの前後サスペンション付き、6段変速のマウンテンバイク=写真の通りです。安い!
近所を数回走ってるうちに、備品を付けたくなりました。クルマに積んでちょっと乗るポタリングには必要ないですが、ホームセンターと100円ショップで間に合いそうなものを探しました。それを紹介しましょう。
☆バックミラー。ママチャリにもと、100円 x 2ヶ。安いだけあって支柱は柔く何かにぶちあてたらすぐに折れそう。
☆お尻の肉が薄いので、ジェルクッション入りサドルカバー、900円。スポーツ車のようなサドルが台無しですが、お尻の痛みには代えられません。以上4点でメール便送料100円。
☆止むを得ず日没後に走る羽目になったときの為にLEDランプ980円とブラケット980円。これが一番高かった。ブラケットもセットになったものの方が安かったかも。
ここまでで随分賑やかになりました。これで走ってるとサイクリストに見えるかも。
本物の通人が見るとすぐに分かるんでしょうけどね。でもいいや。そのときは素人初心者の顔を晒しましょう。
今まで歩いて30分以上かかってた所も10分程で行けるようになりました。これなら何度も見に行けますので、季節による草木の変化がわかります。
家の近辺には山が全く無いので変速機を使う必要はほとんど無いと思っていたけど、川の堤防を上るだけでも息が切れます。今回買った後輪6段変速機で十分やと考えていたのですが、前クランクにも3枚ギヤがあった方が良かったとちょっぴり後悔してます。全く必要の無いものを作る筈がないと納得させられました。
駅3つくらいならこれで気軽に行けます。ガソリン高騰の折り、出来るだけクルマを出さずに済ませる積もり。ただ、どんなに近くでも、持ち物は要ります。リュックサックは大業なのでウェストバッグの出番ですが、カッパとカメラでほぼいっぱいになってます。サイクル用のサドルバッグも欲しくなりそう。
今、NHK BSで火野正平さんの自転車旅を放映してます。彼の自転車はドロップハンドルのロードバイクで、軽そう、高そうと見て取れます。見る人が見るとメーカーブランドまで分かるんでしょうね。
テレビを見てて感心した事があります。彼は僕と同じ歳だそうですが、自転車には乗り馴れてますねぇ。高いサドルへ飛び乗るときの身のこなしは軽快です。ぼくはあんな風には行きません。サドルもこちらは余裕の低さです。もっと乗りこなさないとあかん!