丹波 〜 篠山
2014年11月15日

道の駅 丹波おばあちゃんの里

  娘等に連れられてもみじ狩りに。何処で聞いてきたのか、丹波市氷上(ひかみ)町御油(ごゆ)の円通寺へ。紅葉が綺麗らしい。丹波篠山といえば縁のある方の里で、25年程前にこの人の親の葬儀に行った時以来です。


ここで右折のナビの案内 珍しく細い道をターゲットにしたものだ

  中国道は宝塚を超えるまでやっぱり渋滞。舞鶴若狭道の春日で一旦下りて、先ず道の駅から始まりです。「丹波おばあちゃんの里」で野菜を買い込んでドライブ再開。馬鹿ナビを頼り過ぎ、暫く走ってから気がついた。高速道に乗ってない。一区間だけでも少しは早いはず。インターチェンジへのほんの少しの後戻りを厭ったコース。さらに途中ショートカットする筈の脇道へ曲がり損なう。-> 右写真。後で調べるとナビコースは高速を使うより2.1Km 短い。


円通寺本堂

三如来と大師像

  円通寺は有名な紅葉の名所のようで、週末ということもあって結構な人出で観光バスもちらほら見えます。この時期自家用車は駐車場まで田圃の畦道を迂回させられます。入山料は、駐車代込みで一人300円。寺のパンフレットには、足利義満が勅令を奉じて、尊氏の第4子英仲法俊をして開山せしめたとある。たいそうな格式と権勢を誇った寺らしい。

  また信長の中国攻めに際し侵攻してきた明智光秀を説得し、周囲の寺社が悉く焼き払われたにも拘らず戦禍を免れたという。寺には光秀直筆の下馬札と禁制が遺されているそうだ。

  駐車場脇にはテントが張られ、甘酒、マツタケめし弁当、栗等の店が出ていた。人気(ひとけ)が無いより賑やかな方がテンションが上がります。その出店屋台の店頭で細長い鉄の円柱状の大砲のような装置が目に止まった。何だろうと立ち止まるとおじさんたちが栗を売り込んでくる。「??グリは如何」と言ってるようだがよくわからない。うっかり反応すると引っ込みが付かなくなるので無視する。何度か聞き耳を立ててやっと納得。「ポン栗」です。ポン菓子のあのポンです。大砲は圧力釜です。難問が解けてつい気がゆるんだ。迂闊に声を返してしまった。一袋500円のお買い上げ。物言えば唇寒し栗が爆ぜ


十割そば

  篠山までは今度は無事氷上で北近畿豊岡道に入って篠山まで高速を走る。篠山の多左衛門という蕎麦屋さんで十割(とわり、じゅうわり)そばを賞味する。畑の中にある店で、入り口には懐かしい卓上英文タイプライターと手動計算機? 店内には大きな蓄音機などとレトロ色に染まってる。こちらはレトロではありませんがグランドピアノとドラムセットも揃ってる。ビートルズの Sgt.Pepper's Lonely Heart Club Band のLPジャケットが目立ってた。毎第4土曜夕べにジャズライブをするそうだ。-> こちらで詳細を見れます。そばのメニューは、おろし、ざる、海老天の3種類。そば茶を淹れてくれます。いつもながら私の味覚では違いが分りません。グルメレポートはとても無理ですね。


篠山城天守台から東南東方向 中央の小高い山が旧城八上城のあった高城山

  篠山城は型どおり一回りして、さあ次行こうとしたら、町をショッピングするという。牡丹鍋屋さんが数件。猪肉屋さんを見つけた。昨冬能勢豊能の肉屋さんを探し当て、宅配で注文しようと思っていたので4人前分ほど買ってしまった。その肉のしし鍋はこちら。さらに篠山といえば「黒豆」を正月おせちに今から準備。明日の朝食用にと黒豆蒸しパンも。


登山口の春日神社

  家康の意向で城が平地の今の場所に移される前、波多野氏らが本拠にした山城 八上城を探す。城跡への登山口の春日神社にはやっと車一台停められるスペースがあるだけ。田圃に足を落とさないように慎重に車を停めたが、城跡の高城山頂上までは1km小一時間とあっては真っ暗になってしまうので、登山道に身を寄せただけで断念。次 〜。


歩兵第70連隊跡 後ろの建物はハローワーク
  是非行っておきたかった歩兵第70連隊跡がなかなか探し当てられなくて同じところを3周してやっと見つけた時にはあたりは薄闇。歩兵第70連隊は明治40年に編成され、背後に迫る山の斜面を演習地として勇猛果敢で全国に名を馳せた。前の大戦では満州に派遣され、終期には本土防衛と称し宮崎に移転している。

  説明板には「一部の兵舎を残し」となっているが、見つけ出せなかった。門越しに碑を前にして、近隣地区から狩り出された兵隊さん達に思いを馳せながら帰路についたときはもう夜の帳がすっかり下りていた。

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